道端で涼んでいるおじいちゃんが、「今年いちばんの暑さだ!」と言っていた。
北海道なのに、めちゃめちゃ暑い。猛暑にしても、南国の我が家とそんなに変わらないとは。

買い物はしないで、レンガ倉庫の風景を眺めて、港町らしさを満喫した。
海沿いを歩き、青函連絡船・摩周丸を見学。
立派な観光地だけど、過去の栄華が立派だったぶん、どこか物悲しい雰囲気が。
印象に残ったのは、当時聞こえていた音の展示。
船員のやりとり、到着時の曲・・・タイムスリップした気分だった。

青函連絡船は、時代の波に押されて衰退していったそうだ。
オイルショック、飛行機やトラックの台頭、青函トンネルの完成・・・と、
次から次へと脅威が現れるのに、船はその姿の通りそう簡単に方向転換できない。
でも、いろんなサービスや工夫をしながら生き残ろうとしたことは、
とてもかっこよかったんじゃないかな。
福引券、お雑煮券、入浴券、寝台券などを見てると、豪華な旅を楽しむ人々の様子が
目に浮かぶじゃないか。

運航最終日の航海日誌には、最後でも気を抜かずにきちんと仕事をした船員たちの
魂が短文に表れていた。
「連絡船の運航(?)も終り、無事終航式もすませました。
今後の皆様の御健康をお祈りします」
クゥーっ、泣ける!!
しかし、今も青森〜函館のフェリーはあるのに、なぜ青函連絡船は廃止に?
「青函連絡船=海上の鉄道路線だった」と係員が教えてくれた。納得!
私たちは人や車の流れしか見てないけど、最も大事なのは「貨物(モノ)」の流れ。
貨物をトンネル経由で運ぶようになれば、船では運ばなくなるからいらないわけ。
長年の疑問が解決された瞬間であった(笑)。


五稜郭の奉行所で江戸っ子気分に。
建物が新しいから、部屋よりもトイレや立派な松のほうが好きだな〜。

路面電車の車庫
湯の川温泉は近代的なホテルばかりで、見どころらしきものは松林のみ。
そこから乗った空港行きバスの運転手さんが不良系イケメンだった。
空港で働くイケメン兄さんがとても親切だった。
空港にはアイヌの展示品も展示されていた。
ラーメンがめちゃくちゃ旨かった。

そういうわけで、函館空港はパラダイスなのでおすすめ(笑)。
竜飛海底駅には、はるか昔から憧れていたので、行ってよかった。
この調子で、後悔しないうちにあちこちに旅行しておきたい。