よしこの旅ブログ > 椿姫〜ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2015-2016

2016年01月13日

椿姫〜ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2015-2016

20160113

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椿姫と言えば、ヴェルディによる有名な歌曲と豪華な舞台の人気演目。
でも、今回のは何といっても曲はショパン、台詞がないバレエで、
コンテンポラリーのイメージが強いノイマイヤーが担当。
オペラと全〜然違うのだ。

バレエだと、何が起きているのかは自分の知識量次第なので、
もっと勉強しないとな〜と反省した。
この人は誰?と思う人物が何人かいたし。

第2幕の後半の踊りが長くて、またもや自動スリープ・モードに
なってしまってグウグウ・・・。

第3幕が始まるとムクッと起きた。
この辺から登場人物たちの感情がいろいろ噴き出してきて、
うまくいかない人生の哀しみがとっても上手い演出で
繰り広げられ、一番の見どころだった。


スヴェトラーナ・ザハーロワは、白鳥の湖の時は
白鳥になりきれてないように見えたけど、どうやら
素の自分に戻って観客にお礼を言うときに大げさに
感情を表さないのを、私は勘違いしていたのかもしれない。

今回の演目は、バレエでありつつ演劇の要素が大きいのに
「演技上手いなあ。これじゃあ女優だよ」と思うほど
マルグリットを演じていた。

エドウィン・レヴァツォフの演技も素晴らしく、
「え、ボリジョイのダンサーじゃないの?なぜ?」と
いう疑問は、観ているうちに解決してしまった。
バレエも上手いけど、それよりも演技力がある。

この2人はカーテンコールでお互いを引き立てており、
ザハーロワは花束から1本だけさっとレヴァツォフに
渡して、地味な男性ダンサーに華と感謝の気持ちを。

レヴァツォフは常に一歩下がって、ザハーロワを
引き立てる役に徹していた。

これは仕事がやりやすいだろうな、お互いに。
いいネ!

アンナ・チホミロワは、インタビューの時は大人しい
お嬢さんだったのに、役になりきったら少し怖いひとに
なってて変幻自在だ。
重要な役どころに彼女が起用されたのも分かる。


ボリジョイのメンバーたちは世界最高峰のレベルなので、
新しいことやってみようと試されても、それなりに
ちゃんとまとめてくるからさすがだ。

でも、伝統的な振り付けのシーンがやっぱり良かったので、
チャレンジしつつも古典もますます発展させてほしいと思う。


第3幕では涙が出たんだけど、バレエで涙が出るのはたいてい
音楽が良いのと演奏が(知らない間に)攻めてきているからだ。

今回は、途中からシンプルな楽団編成になり、ピアノ+α程度で
演奏していた。
それはピアノの曲のパワーを最大限に発揮させることで、
涙なみだになると分かっているからだ。

ピアニストは誰だ!?と検索したら、
Pianist in the pit: Pyotr Chukhnov って見つけた。
後半はピアノ5+バレエ5=10という感じ。
ピアノうますぎるよ〜。



・マルグリット・ゴーティエ: スヴェトラーナ・ザハーロワ
・アルマン・デュヴァル: エドウィン・レヴァツォフ
・マノン・レスコー: アンナ・チホミロワ
・デ・グリュー: セミョーン・チュージン
・ムシュー・デュヴァル: アンドレイ・メルクリエフ
・プリュダンス・デュベルノア: クリスティーナ・クレトワ

・音楽: フレデリック・ショパン
・振付: ジョン・ノイマイヤー
・原作: アレクサンドル・デュマ
・音楽監督: パーヴェル・ソローキン、ボリジョイ劇場管弦楽団

2015年12月収録
3000円

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posted by よしこ at 00:00 | Comment(0) | バレエ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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